(放デイ部屋の子たちと将棋遊び。一人の子は、将棋がとても強くなってきました。)
物をすぐには取りに行かないで、しばらく「ここ」にとどまって「見る」力。
子どもの中である時期、すぐに物を操作しようとせず、注視する時間が長くなる「見る」力が発達してくるのですね。
手を出さず静かに見つめる力。学術用語では静観的認識と言います。
言語機能にとって大切な表象の発生と、世界をまとめていく中心(ここ)としての自己の形成に、重要な役割をはたすと言われています。
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公園に散歩に出かけた時、色んな物を見つけて教えてくれました。
「はやく~来て来て!」
と、見つけたものを他者と共感したいんですね。
ここにとどまって見つめることは、「これは何だろう?」と、理解するための関心を寄せて見つめる行為で、こうした認識の仕方から共感的な指差し表現なども生まれてきます。
そうして、じ~っと見つめます。
お花などは、「取る」のではなく、「触れる」のですね。
物に優しく「触れる」という行為もまた、静かに見つめる力から生まれていきます。
知識を吸収したり、発達教材に取り組んだりという、実用的能力や操作的知能といった側面とは対照的ではありながら、発達には欠かせない要素があるんですね。それが物事に手を出すことなく、見つめること、なんですね。
(児発部屋の子たちと皆でボール入れ。)