(6月から取り組んできた、今月の壁紙工作です。海の生き物にはシール貼りとなぐり書きを。七夕の短冊には願い事を書いてもらいました。)
例年とは違う変わった季節の移り変わりと、コロナウィルスの新たな影響とを感じながらも、子どもたちの夏休みが変わらずに近づいてきました。このような状況の中でありながらも、毎日を元気に、楽しく過ごしてもらいたいものです。
人との関係性を築いていくことに、生来的な苦手感を感じていたり、成長の過程で様々な環境からの影響のために困難を抱えていく子どもたちがいます。
そうした子たちほど、学校生活の中で、ルールや規範という点で躓き、ストレスを抱えます。ストレスを抱えた結果、ますます、周囲から求められるルールや規範に沿う事ができず、例えば、指導や叱責を受け、最初の躓きであった「人との関係性」に、ますます苦い思いを重ねていくというケースが良く見られます。
小学校低学年のある子が、ごっこ遊びの中で、「人を裁く」という事をテーマに、遊びを展開させていました。自分が裁く側、職員を裁かれる側にして、裁判の形式を真似して、職員に空想の罪を負わせて、裁くんですね。小学校低学年にして、早くも、「裁く」ということに強い関心を抱くようになっているわけです。これは、その子自身が、周囲の人達から裁かれてきた結果にほかならないと、その場でなんとなく悲しい思いで感じていました。ルールを守れなかったり、友達とのトラブルに発展してしまったり、本人の中ではそう行動せざるを得ないような、抗しがたい力と、その様々な背景があるのですが、その都度、周囲の人との間に壁が築かれ、そうして、その子の中で原点としてあった、人との良好な関係性に目覚めていくというテーマに、ますます困難が重ねられていきます。
ルールを守ることも、自分の気持ちをコントロールすることも、その根っこには、他者との良好な関係性があるんですね。
上の写真は、小学低学年の子と、高校生の子が一緒に遊び始めたところです。日頃関係を持たない子ども同士が、同じ空間にいることをきっかけに共に遊び始めるということが起こりますね。この日は、いつもは苦手意識のためにあまり関わらない子ども同士も、一緒にジェンガを始めるということもありました。
友達同士で関係を築いて、仲良く遊んでいくということも、もちろん大事です。それと同時に、一人きりの状況で、いかに充実して過ごすか、という事もまた、発達的には大きなテーマです。
夏休みは子どもたちと過ごす時間が長くなります。それでも、お互いの関係性をいつも新鮮に、見つめていきたいと思います。